最近興味を持っているのが、どのようにすればリーディングのスピードと理解能力を同時に向上出来るか、です。リサーチ中に興味深い記事に出会いました。TOEICの読解にも当てはまるところがありましたので紹介します。
ダートマス大学のAcademic Skills Centerが学生用に準備した資料です。タイトルは、「6 Reading Myths」:リーディングに関する6つの誤解。
資料へのリンク:http://bit.ly/2aAVTWZ
Myth1: I HAVE TO READ EVERY WORD
すべての単語を読まなければならない。
文の中には意味を伝えるために用いられている単語もあれば、文を文法的に繋げるために使われている単語もあります。すべての単語を読むより、意味を的確に把握できるような読み方をしなければなりません。
Myth2: READING ONCE IS ENOUGH
一回で文の内容がわかる
一回で内容が理解できないと自分の頭が悪いのではと不安を抱える人もいます。しかし、それは事実ではありません。読んでいる内容を前もって知らない限り、一回で話の全容がわかるのは無理なケースが多いです。それは話の内容が難しければ難しいほどそうなります。また、TOEICのDPやTPの様に、複数の文を読んでその中の相関関係を理解するのは相当の集中力と読解力を要する作業であります。ですので、一回ですべての内容が理解できなくても大丈夫です。
Myth3: IT IS SINFUL TO SKIP PASSAGES IN READING
すべてのパッセージを読むべし
Myth1と同様、すべての文を隅からすみへ読む必要はありません。重要な内容に焦点を合わせてスピーディーに読む力を鍛える練習をしましょう。
Myth4: MACHINES ARE NECESSARY TO IMPROVE MY READING SPEED
リーディング・スピードを向上するためには、機械の助けが必要。
適切な方法で練習すれば、機械に頼らずリーディングのスピードを上げることは可能です。
Myth5: IF I SKIM OR READ TOO RAPIDLY MY COMPREHENSION WILL DROP
早く読んでしまうと理解力が落ちる
多くの人がリディングスピードを上げる努力をしない理由の一つが、理解力が落ちるのではないか、という懸念からだと言っています。しかし、同資料では読んでいる内容にフォーカスすることで、スピードと理解力は同時に向上出来ると書いてあります。
Myth6: THERE IS SOMETHING ABOUT MY EYES THAT KEEPS ME FROM READING FAST
早く読めないのは自分の目と相関関係がある。
視力の調整が正しくできていれば、早く読めない原因は目ではなく脳であると言及しています。資料には書いてないですが、subvocalization(心の中で言うこと)、もリーディング・スピードを妨げる原因だと言われています。僕自身も頭の中で読んでいる内容を言っていますので、言わないように今度から試してみたいと思ってます。
最後に、
これからもリーディング関するガイドを少しずつ紹介して行きたいと考えてます。次のブログではactive readingが何かについて紹介する予定です。
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