今回のブログでは「ウォールストリートジョーナール」(以下、WSJ)にある、「How Fast Do You Read」のサイトを紹介します。
始めに
TOEICもTOEFLも限られている時間内に問題を解かなければなりません。最近読む量が増えているTOEIC Part7を考えても、個々の学習者が現状の読むスピード(WPM:Word Per Minute)を理解し、読解のスピードを上げていく努力が必要です。
How Fast Do You Read
WSJのスピード・リーディングサイト:http://on.wsj.com/2cLZTmk ✨
このサイトでは、学習者の読解力をWPMで測ることができます。テスト用の記事は全てWSJからの記事で、テストごとに変わります。画面下の矢印をクリックしますと、スタート画面に遷移しますので、もう一度矢印をクリックしてください。クリックしますと、記事が表示されますので、最後まで読み終わりましたら、画面下の時計のアイコン(「DONE」)でテストを終了します。
スタート画面 | 本文 |
評価
記事が読み終わって、時計の「DONE」ボタンをクリックしますと、上記のように自分のWPM結果が表示れます。そのあとに記事の内容が理解できているかを、「Test your comprehension」で確認します。
Test Your Comprehension
「Test your comprehension >>」リンクをクリックしてください。しますと、下記のようにクイズの画面に遷移します。
クイズの結果は選択肢を選択するとすぐわかるようになっています。最後の問題に答えますと、前の画面(理解度と読解力が一緒に表示)に戻ります。下記の例ですと、
- 読解力は281words/min
- クイズの結果は3問中2問正解
How To Increase Reading Speed
このサイトでは、読解力を測るだけではなく読解力の改善が期待できる方法を3つ提案してます。上記の画面で「Try a speed reading tip >>」ボタンをクリックしますと下記のSpeed tipsの画面に移動します。
- Don't subvocalize:頭の中で読まない
- Use your finger or mouse pointer:読んでいるテキストを指やマウスでなぞる
- User peripheral vision:周辺視覚(peripheral vision)を使った読解
それぞれのSpeed tipsリンクをクリックしますと、各tipsに関する詳細が表示されます。詳細を確認し、画面下の矢印でそれぞれのtipsを試してみてください。
Don't subvocalize |
Use your finger/ |
Peripheral vision |
Speed Tipsの成果
各Tipsを試した後に、その結果がすぐ画面に表示されます。僕の場合、Don't Subvocalizeを意識しながら読んだ結果、スピードが281から少しではありますが、295に上がりました。Subvocalize tipを試した後に、クイズを全問正解しながらスピードアップできたのは意義があると思います。
まとめ
まずは自分のWPMを知ることが大事です。その後に自分に合った方法で練習を重ね、読解のスピードを上げるように頑張りましょう。また、読解には語彙力が必要不可欠ですので、語彙力をつけることも忘れないことです。
WSJが提案するtipsの中で特に注目したいのは周辺視覚(peripheral vision)を駆使する読解です。これができるようになりますと、読むスピードは飛躍的に伸びることが期待できます。
WSJサイトの科学的根拠は、American Educational Research Journalに掲載された論文、"Eye Movements in Reading: Facts and Fallacies"、です。
関連記事
- Speed Reading Returns(2014年3月26日):http://on.wsj.com/2chieXO
- 3 Steps to Becoming a Faster Reader(2016年9月14日):http://ti.me/2df8rqh
- Schultz table (train your eyes to recognize wider groups of words):http://bit.ly/2cXSeUa
コメントありがとうございます!軽く鼻歌をする感じだと思ってます ?。
“try humming softly while reading.”
ハミングするイメージは流れる感じでしょうか?
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