TOEICリスニング:Do you sakiyomi?


TOEICリスニングにおいて、先読み(SAKIYOMI)ほど議論されているTopicもないと思います。SAKIYOMIをした方が良い、しない方が良いから、SAKIYOMIの仕方まで。今回のブログでは僕が考えているSAKIYOMIと、どのようなアプローチをした方が良いのかについて紹介させていただきます。

What is SAKIYOMI


TOEIC Part3とPart4は設問と選択肢は問題紙に書かれています。会話やTalkを聞いた後に、それぞれの設問について4つの選択肢から答えを選びます。

会話やTalkが始まる前に設問(3つ)と選択肢(設問ごとに4つ、全部で12個)を読んでおくことを、SAKIYOMI、と言います。

Why SAKIYOMI


SAKIYOMIの一番のメリットは会話を聞きながら答えをマークできることだと思います。例えば、このような設問と選択肢があるとします。

会話を聞きながら答えをマーク

56. What kind of company do the speakers most likely work for?
(A) A software designer
(B) A clothing maker
(C) A magazine publisher
(D) A photography studio

上記の設問に対し、会話の内容が、

M: All right, here's the market research report from Anderson Agency. It says our sportswear products, especially our T-shirts and jackets...

ですと、SAKIYOMIで「話者が働いている会社の職業が問われてる」ことがわかっているので、sportswear productsが聞こえたところで、Bをマークし次の設問の根拠を待つことができます。次の設問が、

57. What did Anderson Agency suggest the company do?
(A) Merge with another company
(B) Try to attract older consumers
(C) Use the social media for marketing
(D) Discontinue several product line

で、会話の内容が、

W: So how can we appeal to younger patrons?
M: Well, the agency recommend that we market our products heavily on social media sites.

ですと、57問の答えは、Cであることがすぐわかります。

2番目のメリットは、SAKIYOMIをすることで、会話の内容がある程度把握できるケースもあることです。例えば、下記のPart4の設問を見てみましょう。

2番目のメリットは話の内容が想像できる!

74. What service is being advertised?

75. What is indicated about the company?

76. According to the speaker, how can a listener receive a discount?

この場合Talkは何らかの広告であることがわかって、中にはディスカウントに関する内容が含まれていることがわかります。これぐらいの事前情報を持って聞くのとそうではない場合、内容理解にもきっと差が出るはずです。

So, SAKIYOMI is the key to perfect TOEIC listening?


SAKIYOMIがきちんと出来ればリスニングのスコアもぐっと上がると思います。ただ、問題は限られた時間内に3つの設問と12個の選択肢を読む必要があることです。限られた時間というのは、約35秒。35秒内に左の英文を読めるかどうかが鍵になります。

35秒内に3つの設問と12個の選択肢

1月29日の公開テストを見ても設問と選択肢の長さはだんだん長くなっている傾向であります。左の英文が長く感じるかもしれないですが、実際公開テストでもこれぐらいの長さを期待した方が良いです。

時間の制約があるために、いろんなサイトでSAKIYOMIの方法についてシェアしています。中には、選択肢は読まず設問のみをSAKIYOMIするとか、選択肢は(A)のみSAKIYOMIするなどと色々あります。

How to SAKIYOMI


僕が提案するSAKIYOMIは設問と選択肢をある程度自分のStockとして持っておくことです。

 

 

TOECIパート3と4に出る、会話の状況や設問の種別はある程度決まっているものが多いです。会話の状況の場合、

  • 会社業務や事務機器
  • 人事や社内イベント
  • マーケティングや販売関連
  • 旅行
  • 等々

設問の種別は、会話の概要が問われる問題と会話の詳細が問われる問題に大きく分けられます。例えば、概要の場合は、

  • 会話の話題や目的
  • 話者の職業や会話が行われる場所

会話の詳細につきましては、

  • 依頼や言及
  • 問題・懸念点
  • 理由
  • 次のタスク
  • 推測
  • 意図
  • 等々

それぞれの会話状況に合わせて設問種別ことに考えられる設問を準備しておきます。例えば、会社業務の概要に関するQuestionとAnswerとして、

Q: What is the conversation mainly about?
A: Scheduling a factory inspection

今週土曜日(2月11日)の模試会資料として、SAKIYOMIで考えられるQuestionとAnswerを上記で説明した骨組みに合わせて作っているのが、次のドキュメントです。

このリストを自分のものにすることで、本番中SAKIYOMIにかかる時間が節約できると期待しています。

変更履歴


2017.02.16:@Kazuma_Kitamuraさんのツイートを追加


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