REVIEW:ETS公式TOEICテスト総合書RC


ETSの公式シリーズの中で、Reading ComprehensionパートをEnd-To-Endに扱っている本はこの一冊しかないと思います。今までは問題集を中心に紹介して来たのですが総合書(ETS公式)や基本書(ハッカーズやヨンダンギなど)に対する必要性も実感して来ていますので、これからは総合書や基本書をTOEIC学習にどのように取り入れるかについても発信して行きます。その第一弾として、ETS公式総合書のレビューを書かせていただきます。

書籍の構成


本書は参考書+解説集+VOCAの3冊になっていて、かなり分厚い(762ページ、.16Kg)作りになっています。そのうち参考書が469ページです。

目次


本の日本語目次を用意しましたので、参考にしてください。

本の内容は大きく見て5つに分けられます。

  • GRAMMAR
  • READING
  • PARAPHRASING LIST
  • FINAL TEST(模試)
  • VOCA

詳細は上述の目次を参照してください。

問題数


基本書や総合書のメリットはTOEICで出題傾向になっている問題を全てカバー出来ることです。GRAMMARの場合、18講(UNIT)があって、Part5の問題が820問(ETS Check-Up+GRAMMAR PRACTICE+ETS TEST)程度あります。

また、Part6の問題文は全部合わせると、36の問題セットがあります。

Part7の場合、

  • SP:73セット
  • DP:15セット
  • TP:15セット(ほとんどのセットが実践書と重複)

中には公式実践書の問題とかぶる問題セットもありますが、Part5、6とPart7のSP、DPの中にはまだ接したことのない問題も多くあります。

模試


FINAL TESTと名付けられているテストが公式総合書に付いている公式の模試です。といてみました。70分で、スコアは98/100でした。とてもいい問題です。両文参照の問題もレベルが高く、全体的な難易度は公式実践書の模試よりだいぶ高いです。

付属音源


総合書RCには特典として4つのMP3ファイルが付属してます。

見るのと聞くのでは別の理解も得られると思います。スピードや発音などを楽しみながら聞いてみてください。

まとめ


他のブログでも言及していますが、僕は問題集中心の勉強より、総合書や基本書で基礎を固めた上で問題集に移る方法をお勧めします。また、問題集(模試)では自分の弱点を見つけて総合書や基本書で弱点を潰す練習を繰り返す。その成果はまた、模試で確かめるようなサイクルが望ましいと考えてます。

この3つのサイクルがうまく作動しますと、スコアも効率よく伸びると信じてます。このサイクルの中で総合書が持つ役割は大きいです。公式ということもあって、とてもいい問題で構成されています。是非手にとって見てみてください。

書籍に関して何か質問などあるようでしたら、お気軽にお問い合わせください。

関連教材



コメントを残す


コメントは承認され次第、表示されます。