初回「スラッシュリーディング：基本と五文型」のブログ記事でスラッシュリーディングに関する問い合わせがいくつかありましたので、英語の文法がスラッシュリーディングにどう作用するかについてご紹介させていただきます。全部で６つのシリーズになる予定です。
- スラッシュリーディング：基本と五文型
- スラッシュリーディング：受動・完了表現｜形式主語・目的語
- スラッシュリーディング：名詞句、形容詞句、副詞句（←今回のブログ）
- スラッシュリーディング：名詞節、形容詞節、副詞節、複数の節で成す文章
- スラッシュリーディング：分詞構文
- スラッシュリーディング：その他の構文
今回は名詞句、形容詞句、副詞句がスラッシュリーディングにどう影響を与えるかを見てみます。
名詞句
A. Changing the proportions of the materials / created a new type of metal.
B. My plan is / to improve my math grade / on the midterm exam.
C. After I had finished / working / in the cafe, my friend called me.
D. The technology is effective / in analyzing patients' medical conditions.
名詞句がある文章は下記のように区切って読みます。
- 主語が動名詞やto-不定詞で始まる場合、動詞の前でスラッシュを入れます。（A）
- 動詞の後ろに名詞句が続く場合、動詞の後ろで区切ります。（B、C）
- 名詞句の中に副詞句や修飾句が含まれる場合も。（B、C）
- 名詞句が前置詞の目的語の場合、前置詞の前で区切ります。（D）
形容詞句
形容詞句は名詞を後ろから修飾します。
A. Several beaches / famous for having black sand / are located in Hawaii.
B. The golden box / buried in the sand / was filled with treasure.
C. Beethoven's symphonies use / many instruments / working together.
D. Everybody has a responsibility / to make the world better.
E. The man / from Manhattan, New York / majored in material engineering.
文章の中から、形容詞句に当たる形容詞（A）、過去・現在分詞句（B、C）、to不定詞句（D）、前置詞句（E）を特定し、意味単位で読んでください。
- 名詞の後ろに形容詞句が続きますと、名詞の後ろにスラッシュを入れます。
- 形容詞句のスタートとエンドまでを一つの塊として扱ってください。
- 上記の塊で修飾している名詞を確認します。
副詞句
副詞句の前後を区切って読むのが基本です。
副詞句は副詞同様、動詞や形容詞、副詞、或は文章全体を修飾する句です。前置詞句やto不定詞句などがあります。
A. Eating something / at night / can disturb your sleep.
B. Her purse was found / under a palm tree / near the beach.
C. Lauren visited her grandmother / to borrow some dishes.
- 文章から副詞句である前置詞句（A、B）やto不定詞句（C）を特定し、意味単位で読んでください。
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